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伏屋のづ

Author:伏屋のづ
Mail:nuderiff@gmail.com

書き殴った【おむつ・おもらしフェチ】系妄想置いてます
だいたい月一でもえないごみがふえるよ
文章も構成も壊滅的なんで重箱の隅突きなど歓迎中
萌えについて模索中なので作風も質もブレまくるよ

2016/01
>あいかわらずにほんご書けてねえ
>よかったら好きなシチュ語ってもらえるとうれしいです
@ごみばこ

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(書けたら書くかも)

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trash #034


 清村いずみが騒がしい編集室で聞かされたのは、予想外の答えだった。

「ま、マジ……ですか」
「ほら、今月のアンケート! 論より証拠じゃないっすか!」

 軽薄な口調の担当編集が取り出したのは、いつもの三倍以上は分厚いアンケート葉書の束。そのどれもに、いずみのペンネームが記されている。

「え、ええっ……。あ、あんな、間に合わせで……」
「先生のお陰で、アンケートも売り上げもブーストかかって、お陰でうちらもボーナス貰えて! おしっこ様様ですね!」
「だ、第一、他の作家さんの、だ、代返っ……」
「ほら見てくださいよアンケート! 全部先生宛てですよ?
 『続編期待してます!』『今の話よりずっと良い!』」
「う、ううっ……。そ、それ、褒めてないっ……」

 編集もよほど嬉しかったのか、熱弁は留まる気配がない。まさか急に頼んだ代理原稿が当たるとは思いもしなかったのだろう。それはいずみにとっても、計算違いの事件だった。

(ふ、普通、フェチは当たらないって、みずき、言ってたのに……。だ、だから私も、お、おねしょネタで……仕方なく描いただけなのに……)

 急な依頼でネタに困っていたいずみも、正直自分の作品を軽く見積もりすぎていた。『ロリ物エロ漫画に尿はつきもの!』というアシスタントの煽りに乗って、落書き程度で仕上げただけだったのに。

「いやー、ディテールっていうんですか? すごく真に迫ってて、いや思い出しましたもん、小学生のときこんなオネショの経験あったなーって。やっぱ凄いっすわ、流石人気作家!」「や、その……あ、ありがとう……うぅ……」

 編集者もアンケートも、みな熱気溢れる反応を返している。それに応えたいずみの愛想笑いでも、次第に困惑を隠しきれなくなっていた。

(ま、まずい流れだ、これっ……。は、はよ、逃げないと……)

 滝のように背筋に流れた冷や汗が、容赦なくいずみの熱を奪っていく。全身がぶるりと震えた瞬間、下腹が小さく痛み始めた。最悪の未来予想が、いずみの脳裏に描かれる。

(こ、こんな大勢の中でし、失敗とか、むりっ……!?)

 それだけは絶対に避けなければならない。いくらいずみが年不相応な体格の持ち主であろうとも。

「ゆくゆくは専門誌! いやこれブームになったりして!?」
「は、はひ……そ、それじゃ、わ、わたしっ、これでっ……」

 一人気炎を上げる編集者を置いて、いずみもじりじりと後退した。小鹿のように膝を震わせ、ゆっくりと出口に向かう。

(ひっ、こ、これっ、もう限界っ!? で、出そうっ……)

 おっかなびっくりの歩みでも、いまのいずみには苦行でしかない。小さなお尻までびくつかせるほどの衝動は、膀胱いっぱいに溜まった尿意の限界を知らせていた。ほんの僅かな刺激でさえ、下腹の奥でちゃぷんと跳ね、今にも溢れてしまいそうになる。

(あっ……は、はよっ、逃げないと……!? ひうっ!?)

 焦って足を動かせば、下着にじわりと熱い雫がにじむ。失態に瞳を潤ませて、立ち止まったのが運の尽きだった。

「これはもうおしっこで一冊出しちゃうしかないですね!」

 立ちどまったいずみの眼前に、一人で熱くなっていたはずの編集者が立ちはだかる。爛々と輝く眼光に当てられ、居竦むいずみは、両肩を乱暴にがしりと掴まれてしまった。

「お、おしっ……!?」
「期待してますよ、先生!!」

 笑顔の編集者に、肩をぶんぶんと揺らされた瞬間。

(あ、あっ、ああああぁぁっ!?)

 力一杯塞いできたいずみの栓が、シャンパンコルクのようにぽんと、弾け飛んでしまった。

「ぴぃっ!? あ、あっ、ちょ、か、考えさせてくだひゃっっ!!」
「せ、先生っ!? いずみ先生ーっ!」

 編集者の叫びを背に、いずみも半泣きで逃げ出すも、全てはもう後の祭りだった。

(と、トイレっ、おしっこっ、もるっ、漏れちゃうっ!? あ、ああっ、ひぅうううっ!?)

 編集室から勢いよく廊下へと駆け出して、誰もいない女子トイレに飛び込んだ瞬間。

「あ……ぐすっ……。ひぐぅっ……!」

 いずみの身体に、最後の決壊が訪れてしまった。

「あ、あぁ……ふっ、んぅぅっ、むぅっ……」

 手洗い場の鏡に映るのは、オタク好みのクラシックデザインな淡い茶色のワンピースの袖をぐっと噛み、涙目で堪える140cm台の小柄な自分の姿。丸い頬や大きな瞳といい、出版社に来るたびに中学生向けファッションモデルに間違えられるほど幼かった。意地の悪いアシスタントに『26歳の幼女ですね!』などと笑われても、いずみは何も言い返せない。幼さを否が応でも自覚させた悪癖は、漫画家になった今もまだ続いていた。

「ひっ、ぐ……! むっ、んっ、うぅっ、ふうぅっ……!」

 ――じゅっ、ぶしゅううっ! じょろろろぉっ……!

 袖にじわり、と涎の痕が染みるように、解放された乙女の秘門が、静かなトイレに激しいせせらぎの音を奏でてゆく。

「ひ、あっ、あぁぁ……! あっあっ、あゔぅっ……」

 ――ぐじゅっ、じゅううううっ、しゅううぅっ……!

 便座にもまだ座れていないのに、中腰の状態で固まった身体は最早自動放水機と化していた。膀胱に溜っていたおしっこを下着の中に撒き散らし、熱い飛沫の渦を巻いていく。鏡の向こうの大人幼女は熱っぽい赤ら顔で嬌声を漏らしながら、ガクガクと震え、今にも崩れ落ちそうになっていた。いずみも両手を洗面台に突き出して必死に身を支えると、背負っていたリュックにワンピースが絡まり、お尻がぺろんとめくりあがってしまう。

「うあ……! やっ、とまりぇえっ、ひっ、いぃぃん!?」

 慌てて身をよじらせて腰に手をやろうとするも、下半身を捻る格好では、開きっぱなしの尿道を歪に圧迫してしまう。

 ――じゅ、じゅぶっ、じょっ、じょじょっ、じゅぼぼっ!

「あ、ああっ、ひぃぃいっ!! むぐっ! んんんんっ!」

 慌ててお尻を隠そうとした腕の袖で口を塞ぐも、突然押し潰された尿道は尿意の激流を堰き止められた反動で、間欠泉のような噴射を下着の中で繰り返してしまった。お尻だけがまるで温泉のように熱くて、喘ぎ泣きの果てに涙目と鼻水で汚れた顔のように、隅々までぐっしょりと濡れ尽くされていく。

(やっ、これぇっ、後背位っ……!? やらっ、いまおひり見られたら、わたひっ、ひぬっ、しんじゃうっっ!?)

「は……はふ、う……うぅっ……」

 最早いずみは自らの尿意に支配され、まるで自身の描く漫画さながらに腰を突き出し、息も絶え絶えにはしたない排泄欲に打ち震えていた。だが、童貞殺し《チェリーボーイキラー》の衣服には、爆ぜた飛沫の一滴さえ残ってはいない。水溜りに沈んでいるはずの茶色のラウンドトゥシューズさえ、乾いたままになっている。

「あ、あぅぅ……」

 最後の一滴が零れ落ちても、濡れていたのはただ下着だけ。幼さを強調するロリータもどきの装いの下から現れたのは、尻肉の薄い腰を締め付けるように、タイトにフィットした――パンツタイプの、幼児用紙おむつだった。

(へ、編集さん、おしっこなんて言うからっ……。う、うぅ、おむつ、あと一枚しか持ってきてないのに……)

 脱力したいずみの身体はもたれた洗面台からずるずると崩れ落ち、冷たいトイレの床にぺたんと墜落していった。小さな大人の大量の尿を含んだ紙おむつは、だらしなく膨れ上がったその吸収体を、自然とお尻と床に挟まれる格好になる。

 ぶじゅるっ――!

「ひぃんっ!?」

 衝撃で押し出された尿が、緩んだお腹や足回りの尿漏れ防止ギャザーから、じくじくと染みて肌を汚してゆく。冷たい床に熱を奪われて冷えていくお漏らしおむつの冷感に、いずみも反射的に幼女のような鳴き声を上げてしまう

「は、はよ帰って、そ、その前におむつ替えなきゃ……!」

 反射的に脳裏に浮かんだのは、同居しているあのいじわるなアシスタントの悪い笑顔。予想された仕打ちを思うと、いずみの濡れたおむつが、またじわりと熱くなる気がした。


「はぁ……」

 夕日に染まる駅のホームに、重く沈んだ溜息がこぼれる。赤く染まる床に伸びた黒い影の根元で、いずみは鬱々と沈み込んでいた。

(ぜったい、ウソだ……。『やらない後悔よりやってから後悔する方が絶対いいです!』とか、ありえないし……)

 両手で掴んだ前持ちのバッグの取っ手をぎゅっと掴みながら、小さな背丈を丸めて縮こまる。行き交う人並みの視線を避けて、小さなテリトリーをリスのように固持していた。

(どうしよう……。報告……しない訳にもいかないし……)

 深い溜息を繰り返す内に、ホームに電車が侵入する。軽やかな電子音のチャイムに合わせて動く人波に押し流されて、いずみも電車の中に足を踏み入れた。

(うぅ……。これだから、電車、いやなんだ……。なんで、いっつも混む時間に行かなきゃいけないのか……)

 学生やパート主婦の帰宅ラッシュを迎えて、車内はすでにすし詰め状態だった。座る場所もないと、いずみも必然的に自分より高い背丈の人間たちに囲まれることになる。
 自宅近くの駅までおよそ30分。都心への移動距離としては短い方だが、ノミの心臓が受ける心理的圧迫下では苦行を過ごす体感時間も計り知れない。何より一番心配なのは、いずみはそんな状況で一度も『我慢できた試しがない』のだ。

(だ、大丈夫……さっき、いっぱいしちゃって……もう出るものもない……はず)

 そっと自分の心に言い聞かせようと顔を上げたら、着飾った自分の姿を物珍しそうに見つめた女子高生たちの目線と目があった。

「わ、こっち向いた……。コスプレ? ロリィタって奴?」
「うちのアニオタのお姉ちゃんも同じ格好してたわ」
「知ってる、あれ童貞殺す服だって」

 年柄の少女らしく、狭い車中でも憚かることなく騒いでいる。着崩した紺のブレザー姿でアクティブに過ごす彼女たちは、いずみの最も苦手とする人種だった。

(うぅ、り、リア充、爆発しろっ……。き、キツいっ……)

 唇を噛んで小さく縮こまると、またカワイイ!の合唱が車内に響き渡る。騒々しさは彼女たちが降りる二駅間しか続かなかったが、いずみのか細い神経はすっかり消耗してしまった。

(や、やっと降りた……。長かった――はっ、席、空いてる)

 いつもなら家に着くまで埋まっていた筈の席は、今日に限って下車する客が多いせいか、意外にも空きを見せていた。いずみも気づいた時にはすでに身体が動いていて、客の隙間を縫うように移動して、ちゃっかり席を確保することができた。

(こういう時に、小さいと便利だ……ふあぁ……)

 安心すると、さっきまで尖らせていた全神経も一気に弛んでゆく。強烈な睡魔に襲われ、いずみも大あくびを見せた。

(スマホの目覚ましつけて……十分だけ……仮眠しよ……)

 音漏れ防止のイヤホンを耳に入れてから、瞼を閉じて力を抜く。それだけで、いずみの意識はすぐに遠のいていった。


「んーっ……。落書きすんのも、飽きたぞぉぉっ……っと」

 主なき作業場に、液晶タブレットの上に走るペンの音だけが響く。線が走り、色が重なり、その内に出来上がったのは眠りこけたままおねしょパンツを穿かされている女の子のイラスト。どこかいずみに似た面影の少女を描き切って、描き手はペンを持ったまま組んだ両手背中に回し、軽い呻き声と共に背伸びをした。

「……遅い。もー、何してんだかあの子は」

 独りごちて、志方みずきが席を立つ。小規模オフィスのような作業場は、みずきがアシスタントを務めている大学漫研時代の同級生、清村いずみのアトリエだ。ちっこくて臆病でコミュ障で、その割漫画だけは上手い友の代理人として、食事、生活、そしてトイレの世話まで――単なるアシスタント以上の働きをこなしている。

「はよ帰ってこないと、ご飯たべちゃうぜー……。って、また寝過ごしてるんと違うかな、アイツ」

 いずみに頼んでおいて貰ったエスプレッソマシンのボタンを押して、こぽこぽと湯気の立つ紙カップを背に窓を開ける。
 冬の日没は早い。外はもう暗くて、街を見下ろすマンションの窓からも点在する街灯や家の明かりしか見えなかった。

「電話入れといてやるかな……。おむつ忘れて、心配だしな」

 みずきは湯気の立った紙カップ片手に折りたたみ式の旧式電話を開き、慣れた手つきで履歴を参照、発信ボタンを押してゆく。すぐに、小さな呼び出し音が、受話器を当てた耳元に聞こえ始めた。

 ***

「ん……んうぅ……」

 甲高い着信音は、短い眠りを図々しく妨げてゆく。中途半端な覚醒に頭痛を感じながらも、いずみは眠い目をこすって目を覚ました。

(だいぶ寝たな……。う、まだ着いてない……早漏か、みずきの奴……。まだ、寝かせろよ……)

 変な時間に起こされることは、いずみにとって重罪だった。創作は頭脳労働だから、頭を使った後は泥のように眠らなければならないと信じている。薄めを開けてスマホ画面を見ると、アラームが鳴る予定時刻までまだ五分は残っていた。

(五分……上出来、じょーとー……。まだねれるし……)

 着信を切り、もう一度身を丸めて目を閉じる。電車の座席は暖房が効いて、お尻の芯まで熱くなるから眠るには持ってこいの場所だ。これで二度と邪魔もされない――そう確信して、いずみも夢に落ちるはずだった。

「……ちゃ……ん?」

(……? なんだ、一体……)

 肩が揺れるのは電車のせいだと思っていた。だが、右肩だけを何度も揺らされると、いずみも人の手の感触に気づかざるを得ない。せっかくの眠りも、再び中断されてしまった。

(なん、だよぉ……いったい、何を――えっ?)

 重い目をを開くと、数人の大人たちが心配そうにいずみの顔を伺っていた。誰もがそわそわと、まるで交通事故にあった車を囲む野次馬のように、いずみの周りで輪を作っている。

(な、なに……? わ、わたし、何かした……?)

「お嬢ちゃん、大丈夫? 電車降りて、お着替えできる?」
「え……? お、おきがえ……って?」

 突然囲まれて怯えきったいずみに客の一人が心配そうに声をかけた。何のことかわからず、いずみの目線も左右に泳ぎ――

(なんでみんな、わたしの足元だけ――えっ?)

 言われてみれば違和感はあった。ただ、お尻の下の暖房の熱に当てられ、ぼやけた感覚では状況をすぐに掴めずにいた。

「あ……あっ」

 いずみも身を起こそうとして、椅子に沈めた重心を崩そうとした。ほんの少し、お尻の位置をずらしただけだ。
 それだけで。

 ――ぐじゅうぅ……。

 寝起きの悪い朝、寝相の悪い布団の上に出来る水溜りが、肌をぐっしょりと濡らす感触が、お尻全体に広がっていく。不快感を煽るばかりの水気を吸った生地を潰すような音も、さきほど聞いたばかりの音色だった。

「あ、ああぁっ……!」
「大丈夫だから、失敗することもあるもんね? ね、泣かないで……」

 やさしそうな中年女性がかけた慰めの言葉で、ついにいずみも確信する。乗客がざわついていたのは、座席で眠りこけたいずみが、おむつから漏れるほどの大量のおねしょで座席も床も濡らしてしまったせいだった。

「ご、ごめんなさいぃっ……。わ、わたしっ……ぐすっ……」

 まさか、人前でおねしょ姿を晒してしまうなんて。中学生の頃の臨海学校を除けば、みずきにしか見せたことのない姿を、見ず知らずの人たちに見せてしまった。強烈なショックに湧き上がる羞恥心が、年相応の大人らしくあろうと背伸びしてきたいずみの精神を、無残なまでに崩壊させてゆく。

「お母さんは? もしかして今の電話だったんじゃない?」
「は……う、うんっ……そう……」
「お家の人呼んで、来てくれるまで駅員さんの所で待ってよう、ね? 降りる駅はどこ?」
「つ、次のつぎ……」
「じゃあもうちょっとだ。もうちょっと頑張ろう、ね?」

 幸いにして、周りの乗客たちは自分を子供だと信じているらしい。複雑な想いに心を痛めながらも、いずみも自分が大人だとは、決して口にできそうになかった。

(こっ、こんなの……だから外なんかヤなんだっ……。おむつも取れないガキのくせに、わたしは、ずっと……)

 大粒の涙をこぼしながら、いずみも大人だとなんとかみずきにショートメールを打つことだけはできた。
『おねしょした きがえもってきて』
 ――そんな幼稚な一文を送信して、およそ五分後。
 みずきは、いずみの着替えを入れた紙袋を持って駅の事務室まで迎えに訪れた。



 清村いずみは、生まれてこのかたおむつが外れたことがない。一時期はトレーニングパンツとパッドでなんとかやり過ごせたものの、漫画家家業を始めてからの不規則な生活のせいで、昼夜を問わずおねしょやおもらしが止まらなくなった。そのため外出する際には鞄に替えのおむつを持って家を出るのだが、まさか家ばかりでなく野外でのおねしょ、それも電車内での公開放尿など、失禁癖の多いいずみにとっても想像を絶するほどの大失敗の一つに入る経験だった。
 そんないずみを励まし、支え続けたのが志方みずきだ。変人同士気軽な付き合いを続けている内に、大学を出ても半同棲状態で、私生活から仕事まで片時も離れず過ごしている。
 その日常は、おもらしとおねしょのダブルパンチで泣いて帰った日も、何一つ変わらなかった。

 作業所兼自宅のメリットは、好きな時にお風呂に入れること。特にいずみが泣いて帰った日には、二人一緒に入るのが習慣になっている。

「災難だったなー、いずみぃー」
「も、もう、行かない……。みずきが行けばいい……」

 中学生体格のいずみと人並みに育ったみずきがバスタブに入ると、みずきを椅子にしていずみが重なる格好になる。いずみが子供扱いを嫌がっても人一倍ストレスに弱い子供作家先生を慰めるのもアシスタントとしての役目だとよく分からない理由で説得され、今夜も同じお湯に二人して浸かっている。

「そうもいかねーじゃん? 作家先生はいずみなんだし」
「でも、ヤだ……。お、おねしょ姿、み、みんなに見られたし……。そ、それ、漫画にしろって……」
「いいじゃん、自分がネタなら取材の必要なくて」
「そ、そんなの、はっ……恥ずかしくて……しぬから……」

 口調では突き放し気味ないずみも、後ろから発育不良の矮躯を抱きかかえてくれたみずきの腕をお腹に回し、シートベルトのようにしっかり巻き付けている。成長も性徴も同い年とは思えない格差をみると表情も曇るが、みずきが一向に気にする素振りを見せないから、いずみは一緒にお風呂に入るたびに彼女の体をおもちゃにして遊んでいた。みずきの方も、小さな手足にぺたぺたと蹂躙されても意に介した様子はない。象が古い皮膚をついばみに来た小鳥を放置するかのように、自由に弄ぶのを許しきっている状態だ。
 とはいえ、みずきも時折反撃に手を伸ばす。悪友がうじうじと沈みかけたと見るや、ベルト代わりに巻きつけさせた腕を離し、彼女の小さな二つのつぼみを隠すように、両手でそっと包み込んだ。

「わたし、好きだけどなー、いずみんのおねしょ」
「へんたいっ……。わたし、おねしょフェチじゃない……」

 脂肪のない薄い胸にやわやわと触れても、小さな嬌声を上げたいずみは、胸より先に木の枝のように細い脚をきゅっと閉じて、今日一日中おしっこの我慢できなかった無毛の恥部を隠しにかかった。胸をフェイントにされておしっこの穴を攻められたら、お風呂場にまで黄色い噴水を撒き散らしてしまうことを恐れたのだろう。その稚気に満ちた仕草を眺めたみずきの顔も、浴槽で茹だる熱とはまた異なる、レスボスとしての色に熟れた赤みに染まっていた。

「読者はあったんでしょ? 編集さんも気に入ってくれた。もうあとは自分の問題だと思うんですけど、いずみさん」
「へ、返答、きょひ……」
「ふふ、相変わらずビビりやさんめ。ま、今日もおつかれ」

 白い湯気を上げた水面の奥で揺らいだ桜色の実を、まるで子供をあやすような優しい手つきで慰められていたいずみも、
幼い顔立ちをはしたなく歪め、情欲に打ち震えていた。半開きになった口のから涎をこぼし、甘えた声で鳴く姿は幼女の仕草でありながら、強く閉ざしたはずの姫戸からは、排泄にはないぬかるみと、糸を引くほど粘液質な雫をお湯の中にじんわりと広げていた。格好だけは胸を覆う背後の彼女の手を払おうとしているが、時折自分の叉座に向かいそうになっては、また引き返す逡巡を繰り返している。もじもじと細いももすり合わせるたびに、目を伏せたまま口元からこぼれた、切なげな吐息が湯気に散る。

「つかれたよ……ほんとに。しぬかと、思ったし……」
「しなねーよ。大丈夫だいじょーぶ。いずみんのおねしょ埋蔵量、あと二十年は持つから」
「か、枯れてしまえっ……」
「あはは、すねるなよー。ちゃんとお世話するから、ね?」
「……うん」

 軽口を叩き合いながらの拙い二人遊びは、互いに見て見ぬ振りの綱渡りの中で続いてゆく。欲望のままに二匹の獣として交わる夜もあれば慰めと愛しさを交感し合うだけの、過ぎた友情に尽きる夜もある。二人の性活はただただ曖昧だった。

 ***

 ゆるゆると過ごした後も、溺れるままに貪った後も、入浴の後にいずみを待っていたのは、みずきによる『おきがえのじかん』だった。子供用バスローブのまま寝室に戻ると、先にパジャマに着替えていたみずきが、いずみの穿く『夜のぱんつ』を手にして、ベッドの上で手招きを見せている。

「ほれっ、いずみー。おむつの時間だよー」
「……それ、毎回やらなきゃだめか」
「んー? 穿かせて欲しがってるのはどなたかにゃー?」
「うぜえ……。はんせーしろ。ばか……」

 嬉しそうな声色で口撃しつつ、いずみはバスローブを脱ぎ、まだ火照りの残る肌を冷えた部屋の空気に晒す。凹凸もなだらかさもない、か細いだけでまっすぐな、生まれたままの姿でベッドの上に上がると、みずきが膝を並べて座る、そのすぐ側にごろりと仰向けに寝転んだ。

「やめませんけど? むしろこれが楽しいんだし」
「お前もおねしょしろ。少しは恥ずかしい気持ちあじわえ」

 おねしょの世話も仕事の内――ではないのだが、いずみが戯れに一度穿かせて貰ってから、夜のおむつ交換はみずきの仕事になった。みずきは脚を通すためにクロッチの左右に開いた穴に一度腕を通し、形を整えてからいずみの細い脚を高く掲げる。お姫様の描かれた桃色生地の如何にもお子様パンツなデザインは、パンツの世話も大人に任せきりのいずみの姿に違和感なく馴染んでいた。言われなければ二十歳を超えているとは信じられないし、いい年をしておもらしやおねしょで泣きじゃくるほど弱くて情けない、甘えん坊には相応しい。

(わ、わたし……やっぱ、え、Mなのかなっ……これして貰うの、ゾクゾクしてるっ……!)

 みずきはただ穏やかに、小さな妹を慈しむように平静な態度でおねしょ用おむつを当ててくれている。だが、二人は紛れもなく同い年の女性同士で、さっきまで浴室で互いの肌を重ねあった仲でもある。それが、夜が来るたびに、おむつの世話を焼かれる妹と、甲斐甲斐しく世話をやく姉に変わる。

(は、はやくっ、おむつしてっ……。ま、また、濡れてくるからっ……)

 下腹の奥は、既にひくりと小さな疼きに震え始めている。つるんと向けた卵の肌に刻まれた、たった一本のクレバスの門もお湯から出た今容易く涎を垂らすことはないだろうが、例えば指先でこづくだけ、皮被りの陰核を少しでも刺激されれば、恥ずかしいお漏らしも知られてしまうだろう。

「いいかもねー、お揃いおねしょ。あ、入るかな、おむつ」
「みずきにはむりだな……。おっきいし、けつ」
「うるせえ幼児体型。ほれっ、足あげて」
「んっ……」

 幸か不幸か、もどかしさに腰を浮かせたいずみを、みずきは単におむつを穿かせやすいように協力しただけだと思っているようだった。先程までの如何わしい空気も、軽口にかき消されてゆく。
 いずみがぴったりフィットしたおねしょ用おむつから出た太ももや腹周りのギャザーを確かめている間に、みずきは畳んでいた寝巻きをベッドに並べていた。
 自分はちゃっかり20代女子が好みそうなルームウェアタイプのフリース生地パジャマを着ている癖に、いずみに渡したのは今時の女児好みのアイドルアニメのヒロインがポーズを決めた、キャラ柄のパジャマだ。中学生どころか小学生で卒業していてもおかしくないデザインが160㎝サイズまで用意されているのだから、近頃の子供はよほど体格が良いのだろう。

(子供にも負けるわたしって……おねしょパンツもしてるし……)

 ちなみにパジャマはみずきの趣味で着せられている。笑顔のアニメキャラが笑う胸元は、手をかざしても谷間など夢のまた夢と言わんばかりの大平原が続いている。いずみの長いため息をよそに、女児パジャマを着せるみずきの方は、おねしょ用おむつを穿かせる時より心なしか生き生きしていた。

「ほんっと、よく入るよねー。パジャマも子供用でいいし」
「みずきの趣味……悪趣味だ。ロリコンのへんたいで」
「いいじゃん、お互いヘンタイ漫画描いてるんだし」
「お前はさっさと、どくりつしろ」

 着替えが全て終わった後は、二人同じベッドに潜り込む。ダブルベッドほど大きくないが、一人と半人前なら寝返りだって打てるサイズだ。ベッドの中では向かい合う時もあれば、背を向けて早々に眠りにつく時もある。

「えー、おねしょの世話できなくなるけどいいのかよー」
「おやすみ」
「もー拗ねるなってばー。はいはい、おやすみなさいっ」

 今日は、疲れるばかりの日だったから。
 いずみは物欲しそうな友を背に、一人先にうもうぶとんに身を埋めると、胎児のように全身を丸めていった。

 ***

 どんなに体を温めて、水分制限してみたところで、生まれてからずっと付き合ってきた夜尿癖は、ちょっとやそっとの努力でおねしょっ子を解放してはくれないらしい。
 深夜、ごそごそと寝床が動く感触がして、いずみは目を覚ました。

「……ん」
「寝てな、今日は疲れたんだし、すぐ替えるから」

 帰ってきたのはみずきの声。布団の中で温まっていたはずの下半身が酷く寒いせいで、今の状況を悟ってしまった。

(そっか……今夜、もうやっちゃったんだ……)

 体は小さな癖に、いずみが一晩に漏らすおねしょの回数は平均して3回前後になっている。就寝直後の決壊、熟睡して夢を見ている間の漏水、そして寝起きの大洪水。

「いま、なんじ……?」
「一時すぎ。ほら、いいから」

 すっかり寝入ったと思ったのに、まだ一回目のおねしょらしい。一回より二回目、そしてラストと、いずみのおねしょは最後になるほど酷くなる。人類の神秘だとみずきも首を傾げていたが、いずみにはそれも無用の長物でしかなかった。

「なあ……みずき」
「ん、なーに」

 ただ、夜に二度、早朝一度。新生児に数時間おきにミルクを与える母親のようなみずきに、頭がさがるばかりだから。

「……ありがと」
「どーいたしまして」

 いずみは感謝の言葉一つ残して、再びおねしょの待つ深い眠りへ落ちていった。

 ***

 清村いずみだって、やるときにはやるのだ。……たまに。
 そう、少しでもドヤ顔をして見せたくて、みずきより早く起きようとする日がある。公開野外おねしょのショックに涙を見せた翌日が、たまたまそんな日だった。
 起きた時には、まだ隣でみずきは横になっていて、おむつはおねしょで濡れていたけど、まだみずきの手で交換されてはいなかった。

「……よ、よし。これで、みずきより早く――」

 そっとベッドから降りて、パジャマズボンを脱いでゆく。おねしょおむつはズボンの中で、買いすぎで今にも破れそうな、スーパーのビニール袋みたいに下に垂れ下がっていた。

「う、うわあ……」

 おねしょおむつは人の手で替えて貰うののが当たり前になってから、いずみはしばらく自分の失敗の結果を直視する機会を失っていた。フロントプリントからクロッチにかけて、くっきりと浮かんだおねしょお知らせサインがなくても、大量のおしっこを吸った生地はその重みでおねしょの失敗をいずみに訴え続けている。布団に蒸されていたから生暖かいものの、ちょっと足をうごかすだけで、ぐじゅっ、ぶじゅうと禍々しい水音が股の間から響いている。その上、恐る恐る歩く内に、おねしょおむつだけの下半身も次第に冷えてゆく。

(う……ま、まだおしっこ、残ってるなんて……)

 朝一の尿意が、いずみのお腹の中で渦を巻く。すぐにトイレに行かないと間に合わないと、おむつで膨れたお尻でよちよち歩きを始めようとした時に。
 背後に、いずみを覆う影が忍び寄る。振り返るより早く、影に抱きつかれてしまった。

「お、一人で起きられたんだ。えらいえらい」
「や、やめろっ!? いま揺れたら、おむつからもれるっ」
「あ、おしっこ我慢中?」
「そうだっ、だから……み、みずき?」

 せっかくドヤ顔できると思っていたはずの、いずみの顔が不安の色に染まってゆく。両脇を抱き上げられ、子供みたいに抱っこされたことに抵抗して振り向くと、みずきの顔は格好のおもちゃを見つけた、いたずらっ子の顔になっていた。

「くふふっ、せっかくだし、お手伝い、してあげよー」
「や、やめっ、ちょっ、やだっ、だっこはやあぁっ!?」

 みずきの腕が両脇から両太ももへと移り、いずみはおむつのままM字開脚させられて、部屋からトイレへと運ばれてしまった。乱暴な輸送では、限界寸前の尿意が決壊するのも容易い。トイレに続く廊下の道には、いずみの朝一おもらしが、点々と痕を残す結果になってしまった。

 ――この後、この夜尿百合生活が、いずみの作家キャリアに大きく貢献することとなる。

『先生のおねしょ単行本、増刷決まりましたよ! 次もまた、新しいおねしょネタで――』


thanks やにょ□P @onesikaP
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こんなに早く次の更新来ると思わなくて、気づくの遅れたゾ
公開おねしょがドストライクすぎてやばい。
特に、周りには「子供だから」と思われてるけど、自意識は羞恥に塗れてるのが最高でした。
次回更新も待ってます!
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