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伏屋のづ

Author:伏屋のづ
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書き殴った【おむつ・おもらしフェチ】系妄想置いてます
だいたい月一でもえないごみがふえるよ
文章も構成も壊滅的なんで重箱の隅突きなど歓迎中
萌えについて模索中なので作風も質もブレまくるよ

2016/01
>あいかわらずにほんご書けてねえ
>よかったら好きなシチュ語ってもらえるとうれしいです
@ごみばこ

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(書けたら書くかも)

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trash #019


 「ね、ねえっ、悠乃。……もうちょっと、ゆっくり歩かない?」

 一歩、踏み出すだけで脚が震え、下腹の奥が深く痺れる。夕暮れに染まる通学路は、実汐には長い道のりだった。
 引きつった笑顔に冷や汗をかきながら、前を歩く友人に何度頼み込んだだろうか。

「だめだめ、実汐ちゃん。せっかく久しぶりにわたしの家にくるんだもん、まっすぐお家に帰るのー」
「その、寄り道とかそういう意味じゃなくて……歩く速度、早いし」
「んー?」
「えと、その……うぅぅ」

 振り向いた友はまるで、小さな子を優しく見守る母のよう。
 けれど、慈愛に満ちた優しげな瞳が、実汐の願いに応えてくれたことはない。
 それどころか、小首を傾げて思案するふりまで見せては、これ見よがしに実汐を手のひらの上で転がしてゆく。

「あ……。もしかしてまた、しちゃった――」
「わーっ、わああっ! 言わないでよっ! 誰かに聞かれたらどうすんだよおっ!」
「でも、言わなきゃわからないでしょ?」
「してないしてないしてないっ! まだしてないもんっ! うぅ、ま、まだ……っ」

 悪気などかけらもない稚気をもって、無邪気に呟かれた言葉は爆弾にも等しい。
 顔を真っ赤にして怒る実汐を前にしても、悠乃は控えめにくすくす笑うだけだ。
 限界はもう、間近に迫っている。
 焦りと不安の波に揉まれて、平常心ではいられない実汐にはもう、余裕なんてあるはずもないのに。

「あははっ。実汐ちゃん、大丈夫だよ~。今ので気付く人なんていないって」
「だ、だってっ……、悠乃、結構ぽろって言っちゃいそうだし……」
「むー、信用ないなあ、わたし」

 のんびりぽややんと受け答えする悠乃は、見た目に違わぬお嬢様気質の少女だった。
 ふわふわのロングヘアーに、大人びた態度とまあるい眼。同級生からも密かに『お姉さま』と慕われている。
 実汐は、そんな彼女を『独占出来て羨ましい』と、友人たちかたら羨望を一身に受けていた。
 知らないというのは幸福である証拠だ。
 誰にも知らせず、抱え込んだ苦悶を見透かしてなお、微笑みを絶やさぬいたずら好きだと知らなければ。

「いじわる……してきたクセに。も、もうわたし……我慢、限界なのに」
「あらあら、大変! 帰るまでに間に合わない? こんな街中でしちゃったら――」
「だから、無理できないって言ってる……のにぃい……あ、ううぅ……っ」

 口元に指を当て、困ったなあとわざとらしい素振りを見せる悠乃の前で、実汐は沸き上がってくる生理欲求とずっと戦っていた。
 シャギーがかったショートヘアに、小さな顔立ち。同世代と比べれば小柄な少女である実汐の限界は、普通の16歳よりかなり少ない。
 大きな波は一度退いたが、散発的に小さな波が下腹を痺れさせ、衝動は今にも噴火せんとぐずぐずに煮えたぎっている始末だ。
 さっきからもう、一歩歩くだけでもバランスを崩しそうになっている。並々に注がれた器の上で、さざめく波をこぼさないよう涙ぐみながら堪えても。
 じゅくっ――隙間から僅かに漏れ出た熱いしぶきが、また実汐の膝をがくがくと震えさせてしまう。
 それでも、スカートの奥のそのまた奥、女の子の一番大事な出口に走る奔流に悶えながら、実汐は必死に悠乃の後を追い続ける。
 見慣れた通学路もあと少し。遠くに見える悠乃の家が、今の実汐には救いのオアシスに見えていた。

「もー、暗い顔しないっ。実汐ちゃんのことは、わたしがちゃ~んと守ってあげるから、心配いらないよ~」
「ひゃうっ! も、もう、悠乃っ! そういう所が信用ないんだってばっ」
「あはは、ごめんごめん。ほら、着いてこないと追いてっちゃうよ~」
「まっ、待ってよ悠乃ぉっ……。せっ、急かさないでってばぁっ!」

 他愛ない少女のやり取りの裏に、甘く歪んだ倒錯への耽溺が潜んでるなど、誰が知る由などあろうか。
 それは二人だけの約束。夕陽の下、太陽よりも頬を赤くして恥じらう実汐と、無邪気に笑う悠乃だけの秘密だった。




 暮れに輝く真っ赤な空をカーテンで遮れば、淡い光だけが悠乃の部屋中に染み渡ってゆく。
 ベッドに腰掛けた悠乃の前で、実汐は深刻な面持ちを見せていた。

「――じゃあ、始めようか」
「う、うん……わかってるよ」

 決意を飲み込むようにごくりと喉を鳴らして、スカートの裾に手をかける。
 同性の前で制服を脱ぐなんて、体育の着替えや健康診断位しか機会はないだろう。
 実汐はそれよりも遥かに多く、悠乃の前でスカートを下ろしてきた。
 ――それでも、慣れるどころか、回数を重ねる度に胸がぎゅっと締めつけられてしまう。
 どくん、どくんと痛いほど胸の鼓動が踊る。血の上った顔面が火のついたように熱を帯びてゆく。
 ぱさり、と布の落ちる音がした瞬間、目の前にいる悠乃の瞳が一層輝いた気がした。
 見られている――そう気付かれた瞬間、実汐はまた、お腹の奥がきゅう、と切なく震えるのを感じていた。
 反射的に両手を下着の前で重ね、彼女の視線を遮ろうとする。
 けれど、帰宅までに続けてきた我慢のせいか、手に力が入らない。
 悠乃が伸ばした手が軽々と実汐の遮りを阻み、隠してきたものを露わにさせてゆく。

 現れたのは、少女には余りに幼い下着――柔らかいフォルムで腰から股ぐりの間まですっぽり包んだ、幼児用紙オムツの姿だった。

「……おもらしサイン、出てるね」
「も、もう、そーいうこと言うの禁止っ!」
「だって、実汐ちゃんのオムツ、かわいいんだもん」
「こんなの可愛くても……赤ちゃんの下着なんだから」

 微笑みながら愛らしさを褒め称える悠乃の言葉も、実汐にはコンプレックスを逆撫でするだけ。
 嬉しいどころか恥ずかしさで身悶えするのが楽しいのか、悠乃は一向に褒めるのをやめてくれなかった。
 すり合わせた両足のふとももの間で、くしゅっと潰れた紙オムツは、帰宅までに僅かにこぼしたおしっこに反応して、恥ずかしいおもらしお知らせサインを浮かび上がらせている。
 制服にオムツ――それだけでも恥ずかしいのに、オムツの前面に浮かんだ愛らしい青色のハートマークは、実汐がまだ『オムツが必要な子』だという紛れもない証明となっている。
 事実は、幾ら目を背けても消えてはくれない。微かに濡れた感触でじんわりと肌に吸い付く不快感が、実汐の心をぐずぐずと情けない気持ちへと追い込んでいた。

「そうだ。この前言ってたの買ってきたよう。実汐ちゃんの為の、トイレトレーニング絵本っ」
「うぅ、悠乃……わたしそういうのいいって言ってるのに。余計に恥ずかしいよ、それ」
「でも必要でしょ? 『大きくなったらオムツも卒業!』って絵本にも書いてるよ?」
「で、でもっ……こんなの、赤ちゃん用だし」

 悠乃といえば、そんな実汐の葛藤などお構いなしで、まるで子育てを楽しむ新米ママのようにはしゃいでいる。
 恥ずかしがるのを承知で、実汐に赤ちゃん用品を見せてくるのだ。
 愛らしい二等親のアニメキャラが笑う絵本を見せられても、『オムツも卒業』できない子だって自覚させられるだけだというのに。
 抵抗しても悠乃の暴走はなお酷くなるばかりだ。悠乃の部屋は、今や実汐専用のベビールームと変貌している。
 大きなお人形に、お漏らしの失敗をチェックするスケジュール帳、口の開いた幼児用オムツの入ったビニール袋。
 部屋に散乱した実汐の為だけの『育児用品』に囲まれ、実汐はもう、逃げる気力さえ萎縮させられてしまう。

「うふふ、ぴったりだと思うな。実汐ちゃんはまだ、オムツの赤ちゃんだもんね」
「あーもー、そんなことばっかり言ってえっ! やっぱり楽しんでるでしょ、悠乃っ」
「あははっ、ごめんごめんっ。用意して待ってるから、ごゆっくり」

 逃げるようにおどけて部屋を出た悠乃に取り残され、実汐は一人で溜息を吐くしかなかった。
 姿見に目をやれば、制服にオムツと言った年相応と幼稚性の入り混じったちぐはぐな自分が見える。
 愛らしいキャラクターが微笑むデザインは、思春期の少女を辱めるには十分なくらい幼いのに。

「……悠乃のいじわる」

 今はただ、一人ぼっちで耐えるしかない。
 宙に吊されたようなやるせなさが、実汐の胸の中に積もるばかりだった。




 しく、しくと時刻む秒針のように、下腹に切ない欲求が間断なく突き刺さる。
 万が一の『失敗』の為に敷かれた防水シーツも、何度も踏まれてくしゃくしゃによれている。
 にやにやと愉悦を表情に見せた悠乃の前で、実汐は額に冷や汗を浮かべて、足踏みを繰り返しながら、尿意の限界に逆らうように、身を縮めて悶えていた。

「ね、ねえ、悠乃っ。あ、あと、どのくらいで――」
「まだ一分も経ってないよ? もう我慢の限界なの?」

 わかりきった事をわざとらしく訊ねる態度に、牙を剥く余裕もなかった。
 もじもじと太股をすり合わせ、寄せては返す尿意の怒濤を堪える方が先決だった。
 我慢――それだけが、トイレも使えずに紙オムツを汚し続けた、恥ずかしい日々からの卒業へと至る道である。
 その為なら、小さな足踏みを繰り返し、緩みきった尿道を力尽くで無理矢理に押し込めようとする、落ち着きのない素振りだってしてしまう。
 浅ましい挙動を躊躇う余地など実汐にはなかった。帰宅までに何度かあふれてしまった僅かなお漏らしのせいで、紙オムツはとっくにお漏らしお知らせサインを浮かべている。
 だからこそ、ここで我慢しなければいけなかった。『尿意なんて自分の意思でコントロールできる』――そう、思い込むためにも。

「そんなことないっ! が、我慢くらい、出来て当然だもんっ……」
「そーだよねえ。おしっこの我慢ができない高校生なんているわけないものねえ」
「くっ……お、覚えてろおっ……我慢、して、みせ……あ、はぅ……んっ、あぁっ……」

 傍らで見守る悠乃は、実汐の苦悶と忍耐を嘲笑うような、揶揄の言葉を繰り返してきた。
 『羞恥心を保つのもトイレトレーニングのモチベーション維持には必要だ』という気遣いが分からない実汐ではない。
 けれど、どれだけ自分に言い聞かせても、やはり恥ずかしいものは恥ずかしい。
 ただただ尿意との戦いに集中していたかったのに、心を乱されれば見過ごしてきた自意識が鎌首をもたげてしまう。
 忘れようとしてきた地獄に何度も何度も引き戻されながら、それでも実汐はなんとか堪えようと試み続けた。
 その結果、だろうか。
 寄せる尿意の波に呑まれた苦しみの中にいても、自覚することができた。今回のお漏らし我慢は、いままでよりもずっと長く続いている。

「っ、ぁ、あ、あぁぁ……は、はあ、はぁぁっ、んっく、んんっ、ん、ひっ!」
「そろそろ限界みたいだね。もう無理しなくていいよ」

 悠乃の一声も、忍耐の果てに訪れた福音だった。
 これでもう、我慢しなくていい。ずっとずっと溜め込んでいたおしっこを、お漏らしではなく自分の意思で解放することができるのだ。
 艱難辛苦を乗り越えた達成感と、身体の芯から解放を味わう想像に、思わず実汐の口元も緩み、目元もとろんと喜色に染まってゆく。
 だが――

「う、うんっ、おトイレ、い、行ってく……うぅっ!」

 幸せは刹那に霧散した。トイレへ向かう第一歩――踏み込んだ重みが、足先から下腹部の奥……貯まりに貯まった波打つ水面を湛えた膀胱を揺るがしてしまったのだ。

「どうしたの? おトイレ、行くんでしょ?」

 友人の努力を讃える悠乃にも、実汐の異変は察知されたらしい。
 明らかに不安そうな表情で伺う友に、実汐は達成感に固まった歪な笑顔を変えることもできずにいる。
 引きつった顔のまま、こぼすことの出来た言葉は、最悪を知らせる緊急警報。

「あ、歩け、あるけないぃ……こ、これ以上動いたら……も、漏れちゃ……ひっ、いっあ、ひくぅっ!」
「あらあら、たいへん。ちょっと待ってて、実汐ちゃん」
「ど、どこ行くんだよおぉっ……あ、や、やだっ、どっか行っちゃや……やだあぁ……っ!」

 それなのに、危機に瀕して錯乱寸前の様相を呈す実汐を置いて、悠乃は部屋を出て行ってしまった。
 ゴール間際に訪れた孤立が、実汐に芽吹いた不安と恐怖を一層煽り立てていく。

「あ、あぅぅっ! んっ、ひっ、い、いやだっ、おもらし、やだあぁっ……えぐ、ぐすっ、やぁぁ……っ」

 一人残された実汐は、誰もいない部屋で痴態を晒すよか他なかった。
 子どものように足踏みをし、おしっこが我慢できないと泣きじゃくる。
 抵抗の言葉も次第に勢いを無くし、まるでわがままを叶えてくれない親に駄々をこねる幼児のように振る舞い出す始末だ。
 そうして、崩壊の時に転がり落ちようとした、その直前に。

「大丈夫、実汐ちゃんのおトイレ持ってきたから――はい、これ」

 悠乃は、部屋に帰ってきた。
 その手に、今にもお漏らししてしまいそうな実汐にさえ、信じられない解決策を抱えて。

「こ、こっ、これってえっ!?」
「ほら、これなら動かずにおしっこ出来るでしょ? はやくはやく!」

 これで万事解決とばかりに手を打つ悠乃のように、素直に喜べなかった。
 丸い楕円の器に、アヒルの首のように伸びた船首が備わったそれは、トイレトレーニングの必需品でもある。
 だが、実汐は自分がそれを使うとは微塵も考えてなかったのだ。
 トイレに行けない子が親の目の前でおしっこする為の器に――17才にもなって、おまるに座っておしっこするだなんて――。

「お、おっ、おまっ――くうぅっ……やだ……おまる、なんてっ……!」
「もう動けないんでしょ? 我慢せずにしーしーしちゃっていいんだよ」
「な、なんでこんなのっ! あ、赤ちゃんじゃない……ひうっ! あ、かちゃんじゃ、ないぃ……っ!」

 言葉では抵抗してみせても、オムツに何度もちびってしまっていた。危険水域はとっくに超えている。
 恨めしく睨み付けたおまるの向こうで微笑む悠乃の笑顔に噛みつく余力も、残ってはいない。
 じわり――堪える度に力を込めた瞬間、隙間から溢れ出した熱いしぶきは、確かにオムツを汚してしまっているのだ。
 悠乃の言葉は、まるで悪魔のささやきのようだった。
 ちっちゃい子みたいに、おまるにしーしーしちゃおうよ――そんなささやきが、実汐のプライドを根本から揺るがしてゆく。

「実汐ちゃんの中ではおまるは赤ちゃんなんだ? でも、オムツにお漏らししちゃう方が、よっぽど赤ちゃんみたいだけど?」
「で、でも、おまるにしたらっ……見られちゃうっ、やだっ、はるのにおしっこ、見られちゃううっ……」
「ああ、もう……べそかいちゃって、かわいいなぁ、実汐ちゃん……。ぎゅーってしたくなっちゃうよおっ」

 オムツかおまるか。いずれを選んでも幼い醜態を晒す結果を前に、実汐の思考は決断に至る勇気を失っていた。
 その上、身をよじっては熱い吐息を吐いて悶えた実汐に、悠乃の魔の手が伸びてゆく。

「や、さわんなっ――ひいうぅぅっ! でるっ、出ちゃうからっ! やらっ、だっこやらあっっ!」
「実汐ちゃん、しーしーでちゃいまちたかぁ? んふふっ。おまるがイヤなんじゃなくて――オムツにしちゃうのが好きなのかなあ?」
「す……すればいいんでしょおっ……! オムツでするのなんか、好きなんかじゃないんだからっ! ほ、ほんとにそんなの、な、いぃっ」

 おしっこを我慢しなくていいように、下腹を優しく撫でた柔らかな指使いが、頑なに閉じていた最後の門に隙間を生み出してゆく。
 後ろからそっと抱きしめてきた悠乃の指使いに、膝が笑い、脚からも力が抜けてしまった。
 もう1ミリでも動かされれば蟻の一穴で堤防は瓦解する――最後の分水嶺に実汐は逃げ場もなく追い込まれて。

「や……やあぁっ……もう、むりぃぃっ……あるけない、あるけないよおぉ……ぐすっ、ひっくっ」
「あと少しじゃない。ほら、がんばってっ」

 ふぅ、っと耳に吹きかけられた吐息が最後。

「あ――あっ、ああぁぁっ!?」

 隙間をこじ開けようと迫っていた水圧が、戒めを超えて一気に一線を乗り越えていった。

「……あ、ぁあああっ、あうぅっ、ぐずっ、わ、たしっ、またっ……うえええっ……!」

 じわじわと広がっていく暖かな水流が、次第に水音を立てた激しい急流へと変わってしまう。
 解放感に膝をがくがくと震わせながら、実汐は張り付いた笑顔に大粒の涙をこぼしていった。
 お漏らしは始まってしまえば自分の意思で止めることなど不可能で。
 おまるの前で、結局自分の意思でおしっこも出来ず、オムツをぐずぐずに汚してゆく。

「……よく我慢したね。えらいよ、実汐ちゃん」
「あううっ、はるのおっ……えうっ、えぐっ、ひ、いいぃんっ……! あうぅぅっ……!」

 叶わなかった夢に絶望し、抱きしめてくれた悠乃の胸に涙をこぼす。
 何度繰り返しても、お漏らしの恥ずかしさは慣れるものではないから。
 柔らかな紙おむつはおしっこの黄色で隅々まで染まり、前当てから股のクロッチ、お尻の部分までじゅくじゅくと生温かい熱で満たされていく。
 挫折で空っぽになっていく思いに泣きじゃくる実汐には、我慢失禁の解放感も、情けない敗北の徴でしかなかった――。




 涙で顔を濡らし終えた後に残っていたのは、ずっと胸に抱き留めてくれた悠乃の優しい言葉だった。

「あ……今回の我慢、新記録だよっ、実汐ちゃん。これなら、もっと我慢できるかも」
「……結局、お漏らししちゃったけどね。ぐすっ……悠乃の、いじわるで」
「もー、治したいって言ってたのは誰でしたっけ? 協力してあげてるのになー」

 濡れたオムツを開かれ、お尻を高く上げたオムツ替えのポーズを取る実汐は、抵抗するようすもなくなすがままにされていた。
 おしっこで濡れた秘所をウェットティッシュで丹念に拭かれながら話しを続けているものの、目線は落ち着きもなく中空を泳いでいる。
 自分が汚したお漏らしオムツの交換シーンなんて、オムツ卒業を目指して日々トイレトレーニングを繰り返している実汐にとっては、好きこのんで見たいとも思えない。

「……スパルタすぎなの、悠乃は。でも……」

 そんな恥じらいと悠乃への感謝が、『見たいけど恥ずかしい』という、二律背反を作っている。
 悠乃と話したいけど、話せばオムツが見えてしまう。
 たっぷりのお漏らしでたぷんたぷんになった、黄色い海を残したお漏らしオムツなんて、見たい筈がない。
 だけど――顔を見ないと、話せないのに。

「……か、感謝してないわけじゃないんだからね。ほんとは、わたしがもっと」
「はいはい、あんまり自分を責めないの。一生懸命頑張った子を、悪く言ったりしないよ、わたし」

 悠乃もそんな気持ちを分かってくれているのか、視線を合わせなくてもちゃんと応えてくれた。
 見えなくてもきっとくすくす笑っている悠乃の姿は簡単に目に浮かぶ。
 協力してくれたとはいえ、少々やりすぎないたずらっ子の手のひらで弄ばれるのは、実汐だって少しは不満だ。
 だけど、たまに殊勝なことを言ってくるから。

「……頑張ったの、かな。わたし」
「うん、実汐ちゃんはがんばってる。これなら、絶対お漏らしもなおるよっ」

 ――素直な応援が、すっと胸に染みこんでくる。
 恥ずかしさとは違う感情が、また自分の頬を熱くしていくのが実汐だって嫌でも分かってしまう。

「……ありがと、悠乃」
「いーよいーよ、実汐ちゃんのお漏らしのお世話するの、案外楽しいし――あ」

 でも、やっぱり恥ずかしいものは恥ずかしい、から。

「う、うううっ! 悠乃もわ、わたしのお漏らし、やっぱ楽しんでるんじゃんかっ! 悠乃のへんたいぃぃっ!」
「きゃあっ! 実汐ちゃん、暴れたらオムツが外れちゃうよおっ!?」
「うるさぁいっ! もう悠乃なんて知らないんだからぁっ!」

 オムツをあてられたばかりの実汐が噛みつき、慌てた悠乃がオムツを当て直そうとわたわたと狼狽を見せる。
 今日のトイレトレーニングも、そんな他愛ないやり取りで終わるのだった。
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Secret

いい感じね(超激萌)

なかなか好みの話だったわ(超激萌)

やっぱりおまるもいいよね(超激萌)

今回の我慢は実に好みね(超激萌)

最初から全部読ませていただきました。
個人的にはダーク系の話にすごく惹かれます。

またいつか新しい話が読めることを期待して待っています。

Re: タイトルなし

> 最初から全部読ませていただきました。
> 個人的にはダーク系の話にすごく惹かれます。
>
> またいつか新しい話が読めることを期待して待っています。

拙文に目を通していただきありがとうございました。
暗くて重いの、書いてる方も結構好きなので、また挑戦してみますね。
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