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伏屋のづ

Author:伏屋のづ
Mail:nuderiff@gmail.com

書き殴った【おむつ・おもらしフェチ】系妄想置いてます
だいたい月一でもえないごみがふえるよ
文章も構成も壊滅的なんで重箱の隅突きなど歓迎中
萌えについて模索中なので作風も質もブレまくるよ

2016/01
>あいかわらずにほんご書けてねえ
>よかったら好きなシチュ語ってもらえるとうれしいです
@ごみばこ

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(書けたら書くかも)

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trash #025

 おもちゃの玲菜と聖莉のいたずら

■おしえ
 ――何もかもが狂っている。
 どうしてここにいるのか。なぜ自分なのか。いまがいつで、なにがおきているのか。何一つ分からなかった。
 出来ることはただ一つ。涙と鼻水で顔中ぐしゃぐしゃにしながら必死に訴えることだけ。
 それでも、玲菜の世界は何一つ変わらない。

「ほら、いい子だから大人しくしてようね? 玲菜ちゃんはまだ赤ちゃんなんだから、恥ずかしがらなくていいの」
「やだっ、もう離してよおおっ!! やめろっ、触んなこの変態っ!!
 ほんと……やだ、もうやだっ……。してないっ!! お漏らしなんかしてないからぁあっ!!」

 エプロン姿の少女――聖莉は、悲痛な叫びなど気にも留めず、穏やかな笑顔のまま、玲菜の服に手をかけてゆく。
 玲菜が着せられていたのは乳幼児が着ているものと同じ。首元によだれかけを付けた、上下ひと繋ぎになったロンパース。足下や手首、首元まで柔らかなフリルで飾られた淡いオレンジの稚気溢れる装いは、玲菜の細身の体躯と比べれば不釣り合いなほど、お尻の周りだけが異様な膨らみを見せている。
 無論、玲菜がこの仕打ちを望んだ覚えなど一度もない。19歳にもなって赤ん坊そのものの格好をさせられた強制痴態に、顔から火が出るほどの羞恥で全身が総毛立ってしまっている。本気の敵意を露わにして、牙を剥き出しに吠え続けるも。

「あらあらぁ、ご機嫌ななめさんでちゅねぇ。玲菜ちゃん、大丈夫だよ。ママがちゃんとついてるからねぇ」

 聖莉はそんな玲菜の抵抗さえ愛おしげに受け流してしまう。玲菜を取り巻く状況は最悪にして醜悪を極めていた。
 壁一面、カラフルな犬や猫のキャラが踊るファンシーな絵柄で描かれた保育室で、玲菜は巨大なオムツ交換台に両手を縛られたまま載せられていて、体勢は仰向けのまま、下腹部を包むロンパースの中身のせいで、ぴったり閉じられない脚は情けないM字開脚を晒している。自由の利かない身体は、聖莉の手に依って散々に蹂躙され続けてきた。
 今もそうだ。縛られた手と力の入らない脚で弱々しくも抵抗を見せた玲菜の両脚の合間、下着のクロッチ部分にあたる箇所に並んだ大きなホック式ボタンを、聖莉の小さな指が、ぷちっぷちっと、恥ずかしい音を立てて解放している。
 そして、全てが解き放たれた瞬間。聖莉の声が華やぎ、玲菜の表情が絶望に歪む。

「わぁ、いっぱいしーしーしちゃったねぇ。玲菜ちゃんのオムツ、おしっこでぐっしょりさんだぁ!
 お漏らしオムツのまんまじゃ気持ち悪かったでしょ? 玲菜ちゃんにピッタリな可愛い柄の、新しいオムツに替えてあげるねえ」
「い、要らないっ……そんなのなくていいからっ、やめろよ馬鹿ぁっ、止めてってばぁ……っ」

 露わになったのは、ロンパースの股ボタンが爆発しそうになるまで抑え込んできたもの。
 テープ式の幼児用紙オムツ――デザインは確かに乳幼児用だが、大きさだけは厚く重い大人用サイズというあり得る筈のない代物――が、『おしっこお知らせサイン』の青いラインをハッキリと浮かべている。かすかなアンモニア臭が立ち上る『お漏らし』で隅々に至るまで真っ黄色に染まっていた赤ん坊の下着は、たぷんたぷんと重たく無様な不格好を晒していた。
 括られた身体ではトイレにも行けず、涙に咽びながら犯してしまった失敗は数時間前だというのに、ぐっしょりと濡れた感触は一向に収まる気配はなく、聖莉が部屋に訪れるまでずっと玲菜を穢し続けている。オムツ一つからも逃げられず、なすがままにされるだけの屈辱にこみ上げる怒りが、折れそうな玲菜の心を不屈の対抗意識にまで精錬するも。

「やめろっ、この、変態ぃいっ……! あっ、赤ちゃんプレイなんて、頭おかしいんじゃっ――――むぐっ!?」

 少女は――狂っていた。笑顔を顔に貼り付けたまま、いつの間にか手にした哺乳瓶のゴム製乳首を玲菜の口に押し込み、玲菜の言葉を強制的に断絶させてきた。
 
「赤ちゃんプレイじゃなくて『幼児化調教』。
 わがままで悪い子に育っちゃった玲菜ちゃんは、ママがちゃんと赤ちゃんから育て直してあげるんだよ。
 玲菜ちゃんは何にもしなくていいの。
 グズったらちゃんと玲菜ちゃんの大好きなあまあまミルク、いっぱいちゅっちゅさせてあげるからねぇ」
「んっ、んんぅっ!? や、けぷっ、やらっ……こんなの、飲ませんなぁっ……。やぁらあぁっ……」

 突然流し込まれた口の中に広がる甘い奔流を、上手に受け止める事も出来ず思わず気管に入った分がむせてしまった。
 そんな玲菜に、聖莉は狂った笑みを浮かべたままで、あらあらと口元から零れた乳白色をよだれかけで拭いてゆく。

「ふふっ、やっぱりよだれ掛けつけててよかったでしょ? お口からこぼれたミルク、すぐに拭いてあげられるし。
 玲菜ちゃんのよだれとミルクまみれで、よだれ掛けも赤ちゃんの匂いになってきたねぇ。甘ったるくて、かわいい匂い」
「ふ、ふざけんなあっ! こんなとこ絶対逃げ出してっ、あんたみたいな変態、警察に突き出して――」
「突き出して? それから、どうするのかなぁ? 玲菜ちゃん」

 その振る舞いは慈母そのものなのに、強制と支配で振るわれる『保育』は玲菜に恐怖と狂気しか与えてくれない。
 おぞましいおままごとに背筋が震えるも、さっきの勢いをもう一度絞り出すように玲菜も再び立ち向かった。
 が、子供の我が侭など他愛もないとばかりに聖莉は一向に揺らがない。
 反射的に怒りを覚え、二の句に更なる棘を込めようとするも――。

「あ……う、うぁあ……っ」

 脂汗が額に零れた。下腹部の一番奥から沸き上がる強烈な尿意が、全身の神経に一気に広がり、玲菜の力を根刮ぎ奪ってしまった。
 もう、敵意も不屈も何も残ってはいなかった。頭で考えた感情よりも、生理的欲求は本能に強烈に訴える。

「あひっ、あ、うあぁっ……ま、またっ、く、クスリっ、混ぜてっ……!? ひっ、うぅ、えううっ……!!」

 針で刺すような痛みが膀胱から尿道まで一直線に走り抜ける。尿意の波が鼓動の様に繰り返す度、成人年齢を目前に控えた女性としての一縷のプライドで抑え込むも、突然訪れた怒濤の感覚に玲菜も困惑を隠せずにいる。
 記憶にあるのは、聖莉から散々飲まされた利尿剤の存在。自分の身体を支配されているのだと分かれば、原因をその支配者だと定めればせめて失敗したとしても心だけは折れずに済む。
 敵を見誤ることなく、涙ながらに見据えようとした一所懸命さを寄る辺にし、玲菜は聖莉をキッと睨みつけた。
 だが、そんな玲菜を見て、聖莉は更に嬉しそうな顔を見せている。

「あははっ、もうしーしー出ちゃいそうなんだ? すっかり逆トレ覚えちゃったねえ」
「な、なんだよ、それ……えぇっ……くぅっ……!」

 余裕を隠さない相手に、聞き覚えのない単語を訊ねれば。

「『逆トイレトレーニング』。赤ちゃんがオムツを卒業してトイレに行けるようになる訓練の逆。
 玲菜ちゃんは、もうおトイレでおしっこできないんだよ。
 だって、玲菜ちゃんの身体が、おしっこはオムツにおもらしするんだって覚えちゃったんだから」

 返ってきたのは、信じがたい答え。

「んなっ!? あ、あっ、あひいっ!? ……ば、バカなこと、あるはず……ないぃっ……」
「本当だよ。だって――
 今日のミルクには、何も混ぜてなかったんだから」

 わからなかった。わかりたくなかった。頭は考える事を放棄して、ただ『おしっこしたい!!』という警報だけをかき鳴らしてゆく。

「ウソ……ウソっ、ウソだぁっ、そんなのっ!? り、利尿剤とかっ、あっ、頭ぼーっとさせるクスリとかっ!?」
「だから、もう要らないの。そんなの無くても、玲菜ちゃんはもう、おしっこの我慢できない身体になっちゃったんだから」

 自由の利かない身体で首を振り、脚をばたつかせ、半狂乱になりながら執拗に問うも、聖莉の答えは変わらなかった。
 それが真実かどうかも分からなかった。
 だが、残酷なお話を語る聖莉にてきぱきと新しいオムツに交換された今、訪れる未来が玲菜の脳裏に鮮やかに過ぎる。
 聖莉の目の前で、オムツを汚す――無様に泣き叫びながら、痴態の瞬間を晒す羽目になる――。

「い、いやだっ……そ、そんなのっ……オムツは、いやぁっ……おもらしなんて、そ、しょんなのっ、やぁだぁっ……!」
「そんな事言いながら、玲菜ちゃんのオムツ、もうおもらしで黄色くなってるよ?
 あははっ、一生懸命我慢してるつもりなんだ、可愛いっ! まるで本当の赤ちゃんみたい――19歳の、大人のクセに!」

 いやいやと首をふるも、お腹にはもう力なんて入りはしなかった。嘆きと絶望の濁流に呑み込まれた心は、身体に力を与えてはくれなかったから。
 受け止めきれなかった恐怖を前に身体が弛緩するように、『やだ』と口にしている瞬間でさえ、尿道からじょわじょわと溢れたお漏らしで紙オムツの中が暖かくなってゆく。『生理欲求』のままに流れてゆく感覚に根源的な快楽を覚え口元が浅ましい笑みの形を結んでしまう。
 聖莉の言葉でお漏らしの自覚に気付かされた時点で、プライドという名の命綱も断たれてしまった。

「えっ、えぐっ……ご、ごめ、ごめな、ひゃいっ……わ、わた、ひっ!? い、いひ、いいこ、なりゅからっ……。
 あ、赤ちゃん、やだっ……戻りたくないからぁっ!? やっ、えぅっ、ふええっ、うえええっ……!
 オムツの赤ちゃんなんちぇ、そんなのやらああ――っ!!」

 流れ出す物を止めることも出来ず、放尿失禁も、感情失禁と共に、玲菜から一気に溢れてしまった。
 そんな、お漏らしでオムツを汚しながら泣きじゃくる玲菜を、聖莉が優しく抱きしめてきた。
 慈愛ではなく、支配のために。

「うふふっ、折角新しいオムツ当ててあげたのにねえ。泣きながらお漏らしまでしちゃうんだもん。
 どこからどう見てもかわいいかわいい赤ちゃんでちゅよ、しっこ垂れ玲菜ちゃん! あははっ!」
「うええぇんっ……あかたんじゃ、ないぃ……。あかたんないもんっ……うああぁあぁんっ……!!」

 耳元で囁かれた恥辱の責めが、玲菜の心を踏みにじってゆく。
 オムツを汚すことも止められなくなった玲菜には、赤子のような泣き声しか返す事はできなかった。

■そだち
 欲しい物は全て手に入る世界に生まれ育った聖莉にとって、『見ず知らずの他人』もまたおもちゃの一つでしかない。
 一つ壊れる度に調達しては使い潰してまた次へ。街で見かけ気に入ったから、自分に仕える黒服たちに命ずるままに拉致させるだけ。
 対象はこれからの自分の未来を信じて疑わない、明るく闊達な大学デビューしたての頃の女性達。せいぜい家庭環境は中の上だろうに、精一杯の背伸びをして流行の先端に身を置いていると勘違いした痛々しい『女子』に相応の分を躾直すのが、聖莉の遊び方だった。
 都心から離れた山の手の旧家、広大な私有地の中は青々と茂る英和折衷の庭園が続き、俗世と隔絶された聖域と化している。
 ここでは号泣も哀願も高い塀を越える事は叶わない。本館を遠くに望む離れ座敷の中では、今日も聖莉の『躾け』が続いていた。

「がんばれっ、がんばれっ。ほら、おまるはもうすぐそこだよ! 玲菜ちゃん、一人でしーしーするんでしょう?」
「こっ、こんな格好でぇっ……!? 動けなくさせたのはあんたでしょうっ!? だ、第一っ、こっ、これっ、赤ちゃんみたいなっ――」

 何度心を折ってやっても一向に反抗の態度を崩さない玲菜も、近頃はすっかり半泣きが当たり前になっている。
 玲菜の目の前に立ち、ぽんぽんと両手を叩いた聖莉が『誘導』する先には、古典的な白鳥型のおまるが鎮座していた。
 『おむつでお漏らしなんかイヤだ』とあんまり泣きわめく物だからおまるで『トイレトレーニング』する機会を与えてやったのに、玲菜はハイハイの姿勢を取ったまま、身動き一つ取ろうともしていない。
 確かに彼女の為に用意した特注紙オムツを6枚も重ね当てした腰回りでは、脚を動かそうにも自分のオムツに阻まれてしまうだろう。
 だが、進めば動く一歩さえ踏み出せず、ロンパース姿で情けなく愚図り続けられては、可愛がる気さえ起こらない。

「まだわがまま言うの? ベッドに戻してあげてもいいんだよ?」
「ひっ!? ご、ごめんなさっ……」
「あと、呼び方。私のことを『あんた』って呼ぶなら、また『お仕置き』かな」

 語気はあくまで普段通り、殊更に害意を含んだ覚えはない。だが、『お仕置き』の一言だけで。

「ご、ごめんなさいぃっ! ま、『ママ』っ、ごめんなさいっ!! お、おしおきだけは、お、おねがいだからっ……」

 急に両脚をばたつかせて、すがりついてくるのだから浅ましいにも程がある。下半身を紙オムツだけの姿にしてから彼女がよく遊びに出かけていた繁華街にお散歩に連れて行っただけなのに、必死に『お仕置き』回避の慈悲を懇願してくるから笑えてくる。
 無様だが足りない子なりに精一杯の愛嬌で甘えようとしている内は、聖莉だって鬼ではないから、一応許してやるつもりでいた。

「うん、玲菜ちゃんがいい子にしてればママも許してあげる。ほら、おまるはすぐそこだよ。ハイハイ、上手にできるかな?」
「えぐっ、えうぅっ……! こ、こんな扱い……約束、ちゃんと守ってくれるんだよねっ? 一人でおしっこ出来たらっ!」
「ええ、おまるでおしっこ出来たら、元の大人に戻してあげますよ? そもそも、その為のトイレトレーニングなんですから。
 玲菜ちゃんは19歳のお姉ちゃんだったんでちゅもんねぇ。毎日おねしょでオムツを汚しちゃってるなんて、恥ずかしいでちゅもんねぇ」

 よしよしと頭を撫でながら、彼女の現実を丁寧に言葉にして聞かせてやる。
 別に心から優しくしたい訳ではなく、そうすれば面白いほど分かりやすく恥ずかしがるからに過ぎない。

「ママが、したクセに……私に、おっ……おもらしグセ、つけた癖にぃっ……えぅっ」

 実際、聖莉が玲菜の自尊心に触れてやれば、オムツで膨らんだ両脚を切なげにすり合わせて、一人前に上目遣いで拗ねる素振りさえ見せてきた。
 いい歳をしてオムツを穿いている事への羞恥は枯れていないようだが、最近は柔らかなオムツの感触に安心感を覚えているようだ。
 聖莉が『いじわる』を言ってあげる度に、玲菜はクセのように何度も両脚にオムツを挟んでもじもじと身を捩らせている。
 余りに恥ずかしすぎるライナスの毛布に甘える事を覚えた玲菜の幼児化は、自覚のないままに着実に進んでいた。

「ほら、いっちに、いっちに。お尻を振って、よちよち進んでっ」
「言わないでよっ、そんなことっ……わたしっ、はっ、恥ずかしいからぁっ……」
「恥ずかしいのは大人の証拠だよ。本当の赤ちゃんは、ママにあやして貰ったら嬉しくてきゃっきゃってはしゃいじゃうんだから」
「そんなこと、しない……っ。は、恥ずかしいのが、当然、だもんっ……」

 聖莉が手の鳴る方へ誘導してやると、玲菜も顔を赤らめて、おずおずと進みだした。
 大きなお尻をアヒルのように振りながら進む緩慢な歩みは、身体ばかりが大きくなっただけで、赤ん坊の振る舞いとなんら変わらない。
 イヤイヤと首を振り、半泣きになりながらも、躾け当初の強烈な敵意は大分なりを潜めていた。
 何故ならば、玲菜の成長――否、幼児退行は、既に何処にも逃げ場も理由も向けられない、内在化の域にまで達しつつあったからだ。

「あれ? 玲菜ちゃん、さっきから全然進んでないよ? どこか具合でも悪いのかなぁ?」

 おまるまで残り数歩の地点で、玲菜のハイハイがぴたりと止まった。唇を噛んで、絶望を顔に浮かべて小刻みに震え出してしまっている。
 身動きの取れなくなった獲物に『いじめて欲しい』と言わんばかりの無様を晒されては、聖莉も思わず応えずにはいられなくなる。
 可愛く膨らんだ大きなお尻を優しく叩き、紙オムツ越しに我慢失禁の臨界点を迎えつつある膀胱を揺さぶってやると。

「さ、触るなぁあああっ!? や、だめっ、でるっ、出る出る出ちゃうっ、やっ、やぁあああっ!!」
「あらあら、折角おまるの前まで来たのに、やっぱりオムツにお漏らししちゃうんだ?
 うふふ、いくらお姉ちゃん気取りの玲菜ちゃんでも、やっぱりおしっこの我慢は赤ちゃんだねえ」
「ひぐっ……ふーっ、ふーっ……! はっ、はぁっ、あぁっ……ま、まだっ……大丈夫、だから」
「そう? それじゃあ頑張って進まないとね。ほぉら玲菜ちゃん、ハイハイがんばれっ、がんばれぇっ」

 19歳児がカワイイ声をあげて泣きわめく。軽くて鈍い音を立ててやっただけなのに、まるでこの世の終わりみたいな大号泣を上げる醜態を見せられては、聖莉の形ばかりの微笑みも、抑えきれない嗜虐に妖しく歪んでしまった。
 『おしっこがしたい、お漏らしなんて絶対やだ、オムツなんて死んでもやだ』
 余りに幼い葛藤だが、玲菜にとっては存在全てを天秤にかける程の大問題なのだろう。
 お腹の中で寄せては返す生理欲求に苦悶している中に与えた刺激は、津波のような怒濤となって渦巻く。
 救いは一つ、素直にオムツを汚してまた一歩、赤ん坊に戻れば良いだけだ――その代わり、おまるからまた一歩、遠くなるだろうが。

「……っ。も、もう……むりぃ……っ。ぐずっ……」
「あらあら、あと一歩踏み出せばおまるに座れるんだよ? お腹ぺたんって座っちゃって、もう諦めちゃうのかなあ?」
「だってっ、だってぇっ……! あしっ……もう、限界なのっ……。お腹が痛くて……さっきも、す、少し、出ちゃったからぁっ……」

 物分かりの悪い玲菜でも、幾度となく繰り返した失敗を経て、それなりに学習しているらしい。
 這ってでもおまるに座ろうとする自立の意志は薄れ、どうせまたオムツにお漏らししちゃう甘えん坊な赤ん坊の自意識を口にしている。
 ハイハイもやめ、その場にうずくまって、両手でぐっとおむつの上を掴んで『おしっこの穴』を抑えようとする振る舞いは、聖莉も哀れを通り超して愛おしささえ覚えてしまった。
 トイレの躾は人間の尊厳の始まりだ。捨てたくない、人でありたいと願い続ける彼女は、力の入らない指先の間から零れ始めた僅かなお漏らしの熱を感じても、尿道をくぐる僅かな飛沫の開放感に打ち震えて一文字に結んだ筈の口元がだらしなく緩んでもなお、そこから離れようとはしないでいる。
 諦めないのであれば、それはそれで楽しめる。底のない退行痴態へと誘惑してやるのも楽しめそうだ。

「そう言って、またオムツにしーしーしちゃうんだぁ?
 ミルクもクスリもないないしてるのに、玲菜ちゃん、赤ちゃんオムツにお漏らししちゃうんだねぇ!」
「ひぐっ、だ、だってぇっ……ママのせいだもんっ……赤ちゃんにしたの、ママが悪いんだもんっ! だから、だからぁっ……!」

 幼子のようにママと呼ぶ事も躊躇わなくなり、自分のお漏らしさえ誰かのせいにするようになったのは、聖莉の『躾け』が成功している証左に他ならない。
 そうだ。上手く出来たのなら、ご褒美をあげたって良いだろう。

「ふふっ、そうだね。だから――ママが責任とってあげる」
「え……? お、おまるに、連れてってくれるの……?」

 芋虫のように這いつくばるしかなくなった状況に、手を伸ばした聖莉は玲菜にとってきっと聖母さまのように見えただろう。
 おずおずと手を伸ばして、素直に掴んできた大きな身体を抱きかかえ、ゆらゆらと優しくゆりかごのように揺らしてやった。
 厚い暗雲に覆われた空に差し込んだ目映い陽光が一気に世界を照らすように、不安を露わにしていた玲菜の顔が安堵に変わる。
 抱きかかえられたなら、きっとおまるに連れてってくれるハズだって――自分の都合の良いように考えている育ちすぎた赤子を。

 聖莉が、甘やかすハズなどなかった。

「ううん、違うよ。おまるにも座れなかった泣き虫玲菜ちゃんは、ママの腕に抱かれながら、オムツお漏らししちゃうんだよ」

 抱きしめたまま、おまるとは反対側の方へ歩んでゆく。間近だったおまるが遠くなってゆく事に気付いた玲菜が、また情けない声で泣き始めた。

「い……いやぁあっ……! おまるがいいのっ!! オムツなんてやだっ! 戻してよっ、大人に戻してぇっ!!
 ひっ!? で、出ちゃうっうぅ!? お腹やだっ、押すのやっ、やっ、あ、あっあっ、うあぁぁっ――!」

 精一杯手を伸ばして『オムツ卒業』の門を掴もうとするも、空をきった手のひらでは虚像さえも掴めないだろう。
 恥ずかしくて座ることもイヤだったおまるへの渇望に咽び泣く玲菜を、聖莉は腕の中で優しく強く拘束した。
 そうして、ぽっこり膨らんだお腹を優しく撫でさすり、最期の時を導いてやる。

「玲菜ちゃん、しーしー……トイトレなんて諦めて、もうずーっと、ママの赤ちゃんになってていいんだよ。
 ほら、ママがしーしーさせてあげるから……抱っこされながら、お漏らししちゃおう? ほら――ほらぁっ!!
 4つも下の子に甘えながら、赤ちゃんオムツにおしっこしちゃえっ! あはははっ!!」
「あ、あぁ、あっ……ふぁあぁっ……! うっ、ひぅっ……ふぇ、ええっ……ふぇえええんっ……!」

 悲しい泣き声に混ざる解放の喜びの音色に、オムツの中から奏でられたせせらぎが三重奏を織りなしてゆく。
 おもちゃのオムツが汚れていく瞬間を眺めながら、聖莉はオムツ越しに触れた手のひらに感じた熱に浸っていた――。

■めばえ
 お漏らしの瞬間を、濡れたオムツを、染みついて取れなくなった尿臭を嗤われ続けた日々は、安らかな眠りさえ奪ってしまった。
 聖莉に弄ばれた恐怖は繰り返す悪夢となり、玲菜の心を片時も離してくれない。
 オムツなしには生活出来なくなってから、ぐっしょりと重たくなったおねしょと夢の中でも聖莉に怯えた涙に濡れた、最悪の目覚めが続いている。
 いつまでこの地獄が続くのか――そんな嘆きにすすり泣く日々に、訪れたのは。

「……あら、もう起きたんだ? おはよう、玲菜ちゃん。いっぱいねんねしたねぇ」

 いつもとは違う、騒がしい物音。無邪気な幼子の嬌声が周りを囲んでいるのに気付いて、目を開けた場所は記憶にない空間だった。

「まぁ、ま……え? あぇ? こ……ここ、は?」
「ここは今日から玲菜ちゃんが通う保育所よ。
 見つけるの大変だったのよ?
 玲菜ちゃんみたいな大きな赤ちゃんで、ねんねのままをお世話してくれる所はなかなか無いんだから」
「ねん、ね……? え? わた、し……どうした、の?」

 寝起きで朦朧とした頭で見渡そうとするも、身体が鉛のように重かった。目に入るのはスモック姿の2~3歳児の幼児たちで、保育室とはまた違う、真新しいフローリング造りの明るい保育施設だということは分かったけれど――。
 少しずつ目が覚めてきて、周りの環境を確かめようとするも、思い通りにはいかない。
 何かがおかしい――違和感を確かめようとした玲菜の目の前に、上から見下ろす聖莉の顔が現れて、笑いながら語り出した。

「ふふっ、あんなにおしゃべりだったお口も可愛くなっちゃったねえ。
 ママがいっぱい可愛がってあげるために、玲菜ちゃんを昨日よりもっと赤ちゃんにしてあげたんだよ」
「ふぇ? あかた――な、なにを、したの? わたしの、からだ……どう、して?」
「その身体、あなた自身がその答えだよ。お手々もあんよも、動かしてみたら?」

 意識が明瞭になるにつれ、違和感が錯覚ではないのだと、気付いてしまった。
 舌が回らない。口からよだれが溢れてくる。腕も手脚も動かなくなっている。
 恐怖が、またゆっくりと全身に巡り始めていた。寝ている間に替えて貰っていたのか、当てられているオムツはまだ乾いていたのに。

「う、そだっ……わた、ち、から……らぁ。なんでぇ……どうちてぇえっ」
「上手くいったみたいでよかったねぇ。玲菜ちゃんの再分娩《セカンドボーン》処置、いっぱいお金かかったんだから」
「さ、しゃい、ぶん……な、なに、しょれ……」

 ちょろちょろと尿道からこぼれ落ちたおしっこが、オムツの中に広がっていく。
 よだれまみれの口で必死に『おしゃべり』してみようとするも、聖莉の喋るペースには全然おいつけなかった不安で、またオムツお漏らしの勢いが増してゆく。
 自分の身体さえコントロールできない――嘘だと信じたかった現実に身悶えても、べたべたになった口元を首に巻かれたよだれふきで拭いて貰っている玲菜に、指の一本さえ動かせない結果がそれを証明している。
 どうか嘘だと言って欲しい――そう願った玲菜に、聖莉が喜色満面、高らかに答えを告げた。

「玲菜ちゃんは毎日ママがお世話してあげないとお漏らしオムツも替えられないし
 ほ乳瓶でミルクちゅっちゅもできない甘えんぼさんの赤ちゃんでしょう?
 体ばっかり大きく育っちゃった子はいちいちだだを捏ねられたらママも大変なの。
 だからね――
 玲菜ちゃんの体中の筋肉と神経に手を入れて、赤ちゃんと同じ身体にしてあげたの。大人しい良い子のままでいられるように、ね」

 その言葉を――頭で理解するよりも早く、身体が先に気付いてしまった。
 ちょろちょろと尿道から零れていただけのお漏らしが、一気に勢いよく流れ落ちてしまった。
 お漏らしだけじゃない。涙も、泣き声も、鼻水も、感情の全てが――。

「……うしょ、でしょ? そ、そんなの、わた――や、やらぁ、いぁああっ……!
 うぇ……うぇえんっ……とま、っちぇ、よぉお……!
 ち、ちー、でちぇ、とまん、なひっ……ひっ、えぐっ……や、えううぅ……ぃやあぁあっ……!!」

 止まらない。止められない。自分のおしっこでオムツが気持ち悪くなっているのに、おもらしは大粒の涙のように、号泣の勢いと共にあふれ出してしまった。
 泣きすぎてしゃっくりまで起こしてしまい、軽い痙攣と共にじょわっ、じゅわっ、と潮のようにおしっこが噴き出してゆく。
 絶望に溺れる玲菜を前に、聖莉はあらあらと、手のかかる赤子の世話を焼くのを楽しむように、新しいオムツの準備を始めていた。

「あらぁ、玲菜ちゃん、しーしー出ちゃったんでちゅねぇ! うふふっ……しーしー、我慢、出来なかったんでしょ?
 いいよ、赤ちゃんはオムツにお漏らしするのがお仕事だもの。
 昼でも夜でも、お家でも外でも――一生外れないオムツの中で、死ぬまでしーしーちまちょうねぇ! あははっ!!」

 可愛らしいおむつを周りに見えるように掲げて、これから『19歳の赤ん坊のオムツ替え』を始めるのだと宣言した聖莉の元に、園児たちがぞろぞろと集まってきた。
 たっぷりのおもらしを吸ったオムツを開かれ、生まれたての乳児のような、おしっこまみれの無毛の恥部を晒される屈辱に、玲菜の泣き声が一層高く悲しく、激しさを増してゆく。

「ど、ぉちてっ……わ、た……ひっ、えっ、えうっ……なん、で、ひど……ぃいこぉ……しゅるのっ……!
 えっ、うえぇっ……!! わっ、わ、る……んっ……こぉ、ひてなひぃいっ……!! えぐっ、ふぇっ、うえっ、びえぇえんっ……!」

 黄金色したおしっこの海がたゆたうオムツの上で、泣きながらちょろちょろとこぼす情けない甘えんぼさんのお漏らしが止められない玲菜に、園児達の笑い声が突き刺さる。
 『おっきな赤ちゃん』――そんな合唱に耳を塞ぎたくても、玲菜にはもう腕の力さえ残っていなかった。
 だが、周囲のノイズから目を逸らしても、目の前の支配者からは逃げられない。

「そうだね……玲菜ちゃんが、可愛すぎるからいけなかったんだよ? 美しさは罪だって――だからママ、欲しくなっちゃうんだ。
 華やかで自立した、明るい未来を進もうとしている女の人を……
 ただ、幼い無様を繰り返すだけの、誰かに甘えずには生きていけない、そんな幼児化奴隷《ベイビースレイブ》にして、ね」
「あかたんやらぁっ! ふぇっ、えええっ、うえええんっ、うわあぁああんっ!!」

 ウェットティッシュで股間を拭き清められながら、身に降りかかる理不尽を、唯一許された号泣と言う行為で表現しようとする姿は、一人では何も出来ない赤ん坊そのものだ。
 そう分かっていても――堪え難い感情の奔流に飲み込まれ、自制なんて出来なかった。
 自分が壊れてしまうのを避けるために、お漏らしと涙で守り抜こうとする防衛機制を張る玲菜に、聖莉は執拗に終わりを告げてゆく。

「玲菜ちゃんはまだまだお喋り出来るんでちゅねぇ……でも、大丈夫だよ。
 ママのミルク飲んでる時、玲菜ちゃんあたまがぽわわんってして、気持ちよくなってたでしょ?
 ミルクの中の栄養がね……ふふっ、うふふっ!
 玲菜ちゃんの頭の中から自分が大人のお姉ちゃんだった記憶を消してくれるんだよぉ。
 だからぁ、大丈夫でちゅからねぇー。その内お喋りも、赤ちゃんみたいなばぶばぶになりまちゅから」
「ばぶばぶやぁ……いやっ、あかたんやらっ……ひっ、あぁあんっ、うああああんっ……!」

 『イヤ』と『涙』、そして『オムツへのお漏らし』。
 死ぬほどイヤがっていた赤ん坊に成りはててしまったのだと、悲しい自己に嘆きを重ねた玲菜の口元に、聖莉が柔らかい乳首を含ませた。
 哺乳瓶に満ちた、甘くてぬるい『あかちゃんのまんま』――その味に、また頭の芯がぼぉっと滲んで、尖った感情もぼやけてしまった。

「ふふっ、おむちゅが濡れてご機嫌ななめさんでちゅねぇ。いいよ、ママがおむちゅ替えてあげてるから、その間に……ね。
 玲菜ちゃんの大しゅきさんなミルクあげるから、ちゅっちゅしながら新しいおむちゅ、当てちゃおうねえ」
「んっ、んんぅうっ!? ひ……ぐずっ……んぐ、んくっ……んっんっ……ちゅっ、ちゅむっ、ちゅぅう……っ」

 喉を鳴らして飲んでいる内に、ぐっしょりと濡れたオムツがいつのまにか乾いた新しいモノになっていた。
 ミルクの甘さで、おしっこの気持ち悪さも消えてしまった。ただちょろちょろと流れていく気持ちよさが、悲しい気持ちを慰めてくれる。
 わからないことが怖かったのに、その怖さもママに抱っこされてしまったら、消えてしまったから。

「ママがずぅっと、可愛がってあげる……永遠に、赤ん坊のまま……」

 優しい声色を子守歌に、再び眠りに落ちてゆく。
 また一つ、大事な物を失った事にも気付かないまま――。
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